この電子書籍について
自己啓発書ではありません。物事を終わらせてよいという、許可の証です。
『The End of Forever』でリカルド・セムラーは、ブラジルの常識を覆した Semco の実験を率いた経営界の異端児が、その視線を企業から人生そのものへと向けます。彼の主張はこうです。私たちの不幸の多くは、皆が売りつけられた一つの嘘から来ている。良いもの(結婚、キャリア、アイデンティティ)は永遠に続くはずだ、という嘘です。すべてが終わる世界で永続にしがみつくことは、静かなみじめさへの処方箋にほかなりません。
彼が示す代わりの道は、自然の循環のなかで生きる人生です。季節のあるキャリア。失敗するのではなく、品位をもって完了しうる関係。何度でも立ち返る学び。彼はそれを希望的観測ではなく、進化生物学、心理学、社会学、歴史、経済学に根ざして語ります。そして、人は何かが永遠に続くふりをしながら幸せにはなれない、という素朴な事実に。
この本は、ものの見方を授けてくれます。循環の四つの局面、渇きに従うこと、意識的な終わりをどう設計し実行するか、そして成功を、ためこんだ年数やお金ではなく、関連性と情熱に満ちた関わりで測る方法を。
そしてこの本は、きわめて個人的でもあります。良い年月があとどれだけ残っているかを医師がセムラーに告げる場面で幕を開け、過去を燃やしたブラジルの焚き火から、あやうく自分自身の最悪の常套句そのものになりかけた La Jolla まで、彼のあとを追います。『The End of Forever』は、人生の後半につきまとうあの問いへの、彼なりの答えです。さあ、これからどうするか。

“永続とは幻想です。すべては終わり、そしてすべては終わるべきなのです。”
序章・貫くべき原則
“あなたが結ぶべき唯一の壊れない契約は、ケーブルテレビ会社とのものだけです。”
第3章
“関連性(レレバンス)がすべてです。”
序章